ピアレビュア評価結果共有サイト

ピアレビュアの他の審査員の評価及び評価コメント(各評価点の根拠)を共有頂くサイトです。
ご審査頂いた審査の評価結果をご覧頂けます。
是非ご自身から見た納得性を5段階でご入力ください。

注1:ご自身の評価結果も何か適当な値をご入力ください。
(アンケート上は収集いたしません。)
注2:申請資料の内容を再度確認されたい方は下記よりDLしてAcrobatReaderDCにて閲覧することが可能です。
解錠コードは別途メールにてお送りいたします。
21STS027「大型産業プロセス内2次元温度・濃度計測システムの開発」
評価者ID  (必須)
評価者IDを半角数字でご記載ください。
アカウントがpr2345の場合、
評価者IDは2345になります。
氏名   (必須)
再確認用審査資料 
必要な方は、審査資料を再確認してください。
解錠コードは別途メールにてお送りいたします。
審査基準 
審査基準は、下記よりご確認ください。
この申請書は審査者RE1、RE2、RE3、RE4、RE5と5名の方にご審査頂いております。
1.提案事業の魅力度

1-1STS事業の目的との整合性
メガベンチャー(ユニコーン)を目指すシード期のTech系ベンチャーであり、そのソリューションが世の中の常識を変えるような、本制度で支援すべき提案か。

1-2市場突破力
他社の追従を許さず、大きな市場もしくはシェアを取れるか。
項目1 審査者RE1  
審査者RE1の評価結果は以下の通りです。
1-1=B
1-2=B
「・レーザー計測による温度と濃度の2パラメーターで,燃焼制御や,プロセス制御の最適化を達成し,どの程度低コスト化できるか,評価できない。
・コンソーシアムの燃焼プラントメーカー,ごみプラントメーカー,鉄鋼メーカーなど 10 数社の企業とそれらの関連市場で,どれだけのシェアと売り上げが得られるのか,試算根拠が読み取れない。」
項目1 審査者RE2 
審査者RE2の評価結果は以下の通りです。
1-1=A
1-2=S
「独自技術は特許公告によってすでに権利化されおり、高い市場突破力を有する。さらに、海外展開もパートナー機関があることから期待できる。」
項目1 審査者RE3 
審査者RE3の評価結果は以下の通りです。
1-1=C
1-2=B
「高度な技術開発内容であり,ターゲット市場についても説明されているが,世の中の常識を変えるほどのソリューションをもたらす技術とは言えず,他社の追従を許さない大きなシェアを取る可能性は必ずしも高くない印象がある.」
項目1 審査者RE4 
審査者RE4の評価結果は以下の通りです。
1-1=C
1-2=A
「基本的には赤外の半導体レーザーの発振波長内で吸収分光を行って、それを3方向から視線上でとり、計算機によりCT化するというものである。方法自体は新しいものがあるわけではなく、赤外レーザーの波長領域も、図を見る限り1.5μm帯のものなので、よくやられている領域である。現在は、浜松ホトなどを中心に2μm以上のもっとガス種の測定に優れたものも開発されているが、それを使うようにはなっていない。COやNH3の計測になっているが、それが使用波長によっているとすれば、残念である。
高速性が言われているが、1000Hzでは、気体の乱流の特性時間(システムサイズ/音速)には届かないために、それが平均化されているものが出てくると思うが、これで、どうして燃焼シュミレーションと合わせることができるのか、不明である。」
項目1 審査者RE5 
審査者RE5の評価結果は以下の通りです。
1-1=B
1-2=A
「燃焼ガスそのものの、高精度かつ3次元計測という技術はユニークであり、市場の可能性もあると考えられる。顧客候補となりうるコンソーシアムも形成されている。」
項目1に関するご意見 
項目1の評価結果にご意見があればご記載下さい。
2.提案事業の成長性

2-1ペインとソリューション
顧客のペイン(痛みを伴うほどの強いニーズ)を明確にとらえそれに的確に応えるソリューションか

2-2保有技術
知財が使える状態(ライセンスを受けている、特許が成立している、ノウハウが漏れることなくまねが出来ないものである等)で、革新的で、十分な参入障壁になり得るものか 
項目2 審査者RE1 
審査者RE1の評価結果は以下の通りです。
2-1=B
2-2=B
「・コンソーシアムよって燃焼プラントメーカー,ごみプラントメーカー,鉄鋼メーカーなど 10 数社の企業が参画しており,ニーズを捉えることが可能な環境状態下である。
・関連の特許1件,譲渡予定特許が10件あり,申請者らが開発商品に関する優位性のある特許及びノウハウを保有し,それらの特許の独占的な使用権を有し,十分な技術参入障壁が構築されていると認める。」
項目2 審査者RE2 
審査者RE2の評価結果は以下の通りです。
2-1=A
2-2=S
「独自技術に基づく分光計測技術であり、市場成長力を有すると判断する。すでにプロトタイプの製作も完了しており、技術発展性も期待できる。」
項目2 審査者RE3 
審査者RE3の評価結果は以下の通りです。
2-1=B
2-2=B
「市場参入のためのアプローチはリーズナブルであり,知財を確保している技術シーズには一定の優位性がある.」
項目2 審査者RE4 
審査者RE4の評価結果は以下の通りです。
2-1=C
2-2=B
「方法的に吸収分光+CT解析なので、これで基本特許のようなことは起きにくいだろう。光源の開発や検出器の開発があげられているわけでもなく、そこもNTTと浜松ホトに振るのであれば、どこで特許が優先される事項が発生するのかが、明確になっていない。」
項目2 審査者RE5 
審査者RE5の評価結果は以下の通りです。
2-1=C
2-2=A
「知財取得状況など技術的にはよいと思う。実際にプラント等で用いられるには、高い信頼性が要求される。本シーズは計測技術であるが、プラントのオペレーションを考えると、計測だけが必要なわけではなく高度な制御技術が伴わなければ、市場の立ち上がりは決して速くならない。本申請書からはそうした内容を読み取ることが難しい。」
項目2に関するご意見 
項目2の評価結果にご意見があればご記載下さい。
3.提案事業の適切性

3-1開発体制
チームビルディングは適切か。技術/事業の開発体制は適切か?

3-2開発目標
エグジットに向けて明確な開発計画/事業計画があるか?NEDO事業ではそのプラン実現に向けて、POC終了の目途がつく等、概ね3 年以内の事業化を目指す開発目標が設定されているか?

3-3費用計上の適切さ
連携先も含めて本事業を進める上で必須な費用計上か
項目3 審査者RE1 
審査者RE1の評価結果は以下の通りです。
3-1=B
3-2=B
3-3=B
「・チーム(1チーム?)の分担で,どのように応答性,計測形態,産業プロセス中でのオンライン計測,AI、CFD*との融合 (スマートファクトリ)や目標1,2,3,4を達成するのか読み取れない。
・応答性,計測形態,産業プロセス中でのオンライン計測,AI、CFDとの融合と,目標1,2,3,4の対応の整合性が読み取れない。研究開発項目のそれぞれの開発目標値の設定・条件など読み取れない。またその目標値解決のための技術改良や科学技術的なブレークスルーがどこにあるのか不明である。
・開発目標が科学技術的な定量化が不明確であり,その開発組織の評価や,研究員の配置の妥当性は評価できない。研究役割と開発項目が不明確で費用の評価が難しい。購入物品の必要性も開発目標の設定が評価できないため妥当性を評価できない。」
項目3 審査者RE2 
審査者RE2の評価結果は以下の通りです。
3-1=A
3-2=S
3-3=A
「関連する国内パートナー大手企業との連携構築もできており、開発体制は十分と考える。4つの開発目標も妥当である。」
項目3 審査者RE3 
審査者RE3の評価結果は以下の通りです。
3-1=B
3-2=B
3-3=B
「技術/事業の開発体制については,経験豊富な高齢のアドバイザーを複数有しているが,実際の技術開発のための実働人員は多くない印象がある.エグジットに向けては概ね明確な計画が示されている.費用の計上については,人件費の妥当性が明らかでない印象がある.」
項目3 審査者RE4 
審査者RE4の評価結果は以下の通りです。
3-1=A
3-2=B
3-3=C
「開発経費の中で、大きな%を占めているのが大型炉用レーザー装置になっていて、これが1600万/総額2500万初年度となっているが、半導体レーザーで計測するシステムを目指すにしては、マッチングが取れていない。おそらく波長可変のOPOレーザーなどを計測用に考えているのかもしれないが、それだと開発経費として入れるのは、少し変な気がする。元から、光源開発をしないで、レーザーは購入で、全体装置価格を1000-2000万と考えている人が、なぜ、1600万のレーザー光源を導入したいのか、不明である。」
項目3 審査者RE5 
審査者RE5の評価結果は以下の通りです。
3-1=C
3-2=C
3-3=B
「設定した目標に対してリソースが十分あるように読み取れない。また将来の生産フェーズに円滑に移行できるか不安がある。実際に製品をインストールしメンテナンスや製品改良にどれだけのリソース(とくに人材)をどのように確保するのか。マザーズの上場を目指しているが、上場基準を踏まえたうえでの計画であるのか、時期が適切か、何を目的とした株式公開かといった資本戦略が不明瞭である。」
項目3に関するご意見 
項目3の評価結果にご意見があればご記載下さい。
総合コメント
項目4 審査者RE1 
「申請内容は,科学的・技術的達成根拠の説明がやや希薄である。しかし本提案は,国内・世界をリードする内容を有している。よって本提案は,NEDOの「研究開発型スタートアップ支援事業/NEDO Entrepreneurs Program(NEP)として準拠した内容であり,採択に値するものと判断する。」
項目4 審査者RE2 
「優れた独自技術に基づく分光計測技術であり、今後の発展も大いに期待できる提案である。関連する国内パートナー大手企業との連携構築もできており、開発体制は十分と考える。NEDO資金を用いて積極的に支援を行うべき案件である。」
項目4 審査者RE3 
「高度な技術開発内容であり,ターゲット市場についても説明されているが,世の中の常識を変えるほどのソリューションをもたらす技術とまでは言えず,他社の追従を許さない大きなシェアを取る見込みは不透明な印象がある.市場参入のためのアプローチはリーズナブルであり,知財を確保している技術シーズには一定の優位性がある.技術開発や事業の体制については,経験豊富なアドバイザーを複数有しているが,技術開発の実働人員は多くない印象がある.エグジットに向けては概ね明確な計画が示されている.費用の計上については,人件費の妥当性が明らかでない印象がある.」
項目4 審査者RE4 
「手法自体は吸収分光であり、それをCT計測にするという点も一般的なもので、使用波長や半導体レーザーの波長制度などで特異な状況があればいいが、それもアピールされていないとなると、どの部分で、申請者らが他のものから優位なのかが見えていない。光源も現在では中赤外に開発が進んでいて、より多くの分子も計測対象になっている状態を考えても、もう少し提案が先の技術を含んでいる必要があると思う。また、計測データを流体計算と合わせるような記述があったが、気体中の燃焼波のどの部分を合わせようとしているのか不明で、一般にはシステムサイズを音速で除した以上の時間分解能が必要になるはずだが、1msではそれも難しいのではないかと思う。」
項目4 審査者RE5 
「技術的には優れ、市場ターゲットも魅力があると考えます。研究としてはよいのですが、事業とするには十分な自社リソースがあるように思えません。製品としての要求事項を踏まえ、開発・製造・品質をはじめとする事業組織としての経営強化を期待します。」
自由記入欄 
全体に関してのご意見があればご記載ください。

      

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